社会人になってみると、学生時代はよかったな〜と思うこと、ありませんか?
その頃はその頃でそれなりに悩みもあったはずなのですが、
社会人になってみるとなんでそんな事で悩んでいたのだろう…と思う事も多いですよね。
考えてみれば学生時代は、年金高いなあ…なんて考える事もありませんでした。
あれ?でも学生といっても20歳を超えていた期間もあるのに、
どうしていたんだっけ?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
この「学生時代の国民年金」実は以外と盲点なんです。
20歳を超えてからの学生時代の国民年金、どうしていた?は大体3パターンに分かれます。
1.自分、もしくは親が納めていた
→問題ありません。
国民年金、厚生年金を保険料を納めていた期間が合計40年間あれば、
65歳以降は毎年77万9300円を一生受け取ることができます。
2.学生納付特例を申請して、納めていない
→追納をおすすめします。
社会人になり、自分で稼げるようになるまで待ちますよ、という制度なので、
その待ってくれていた過去10年以内の期間についての保険料を納めることを「追納」と言います。
老後に受け取る金額を減らさない為にも、
過去10以内の期間についての保険料を納めることをお勧めします。
しかし、追納できるのは過去10年まで。
ですので、自分の年齢と学生だった年齢を比較してみてくださいね。
3.単純に納めていない(わからない)
→受け取れる年金額が減ります。
減る金額は、納めていない期間一年に対して、老後の年金約2万円/年です。
これを多いととるか、少ないととるかは個人差があるでしょうから、
後悔しないような選択をしましょう。
たとえ納めていなかったとしても、「後納」という制度もあります。
通常だと2年前まで、2018年の9月までの間に限り5年前の分まで追加負担なく
遡り納めることが可能ですので、後納したいと考えている方は
早めに納めることをお勧めします。
今年の8月に年金法が改正され、今までは老後の年金がもらえる条件が
「20歳〜60歳までの間に25年の年金加入期間があること」
だったものが
「20歳~60歳までの間に10年の年金加入期間があること」に変更になりました。
しかし、実際に年金保険料を納めていた期間が短いと、老後に受け取れる金額も少ないのが現実。
とくに大学進学後、大学院に進んだ方はそれだけ学生だった期間が長いですから、
注意が必要かもしれません。
女性の2人に1人は90年以上生きる時代。
老後に後悔しないためにも、きちんと考えていきたいですね。
(via 日経WOMAN ONLINE)