6月1日の通常国会閉幕後の記者会見で、阿部晋三首相は
現在8%の消費税率を10%に引き上げる時期を2019年10月に延期すると発表しました。
2015年10月に予定されていた10%引き上げの時期ですが、
これで当初の予定からは4年ほどずれこむことになりました。
果たして3年後の10月、予定通り10%になるのでしょうか…。
消費税が一番初めに導入されたのは今から22年前、1984年の4月。
昨年末、女優の北川景子さんと結婚を発表して注目を集めたタレント
DAIGOさんの祖父、竹下登氏が首相を務めていた時でした。
そのせいでDAIGOさんは当時学校でいじめられたこともあったそうです
先日行われたDAIGOさんと北川景子さんの披露宴には阿部首相から
ビデオメッセージでお祝いの言葉が届けられたとか。
自分の祖父が導入した消費税がその後5%になり8%になり、
10%への引き上げようと試行錯誤している首相から
結婚のお祝いのメッセージをもらうだなんて、DAIGO少年は想像したでしょうか。
なんだか面白い関係ですね。
さて、今ではすっかり当たり前になった消費税ですが、
この消費税がなかった頃のこと、みなさんどれくらい覚えていらっしゃるのでしょうか。
もちろん、全く知らない!という方もいらっしゃるでしょう。
先日、古い「ドラえもん」の単行本を読んでいたら…
ふと裏表紙のこんな表示が目に入りました。
「定価320円」の文字の後ろに、見慣れた「+税」や「本体」の文字がありません。
こちらの発行日は昭和58年10月30日となっています。
昭和58年と言うと1983年ですから、消費税が導入される1年前ですね。
当時、自動販売機の缶ジュースは100円でした。
小学生が500円玉を持って出かければ、
漫画の単行本と缶ジュースどちらも買っても、
残ったお金で駄菓子屋さんでおやつを買うことができたわけです。
気になって同じドラえもんの最終巻である45巻の裏表紙も見てみました。
すると…
「定価400円」の文字の後ろには「(本体388円)」の文字が。
こちらの発行日は1996年5月。あと1年で消費税が5%になる…という頃です。
本体の価格が60円以上あがっている上、消費税がかかっており、
全体では80円も値上がりしてしまっています。
1996年当時、自動販売機の缶ジュースは110円になっていました。
500円玉を持って出かけても、単行本を買ってしまったら缶ジュースを買うことができません。
駄菓子屋さんで100円分のおやつを買うことしかできなくなってしまいました。
因みに現在、同じようにドラえもんの単行本+缶ジュースという組み合わせと買おうとすると
単行本 463円+缶ジュース 120円、で583円必要になってしまいます。
小学生の放課後もなかなかお金がかかってしまいますね…。
今後、消費税が10%に引き上げになる頃には一体どのようになっているのでしょうか。
ドラえもんが登場するのは22世紀。
助けてドラえもーん!と叫んでも、助けてもらうことはできなそうです。
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