子供が欲しい、だけど子供を育てていくのが不安、
という声をよく耳にします。
待機児童問題や教育費問題、格差が広がりつつあると言われている日本で、
なんの心配もなく子育てをするのはかなり難しくなっています。
子供がほしい!子供を育てたい!
と思った人が、思ったときにいつでもその体勢に入れるような社会になってくれると、
未来も明るいと思うのですが…。
さてそんな中、政府が「こども保険」制度の検討に入ったというニュースがありました。
これは、教育無償化や待機児童解消などをまかなう新たな財源として、
年金などに上乗せして徴収するもの。
税金や企業などの拠出金でまかなう案などと比較して検討し、
早ければ年内にも方向性を出す方針です。
36年連続で子ども減少と、日本の少子化はハイペースが進んでいます。
総人口は減っているのにも関わらず、高齢者は増え続けているなど、
少子高齢化の問題は深刻です。
子どもを産むことも難しい上、その子どもたちが大人になったとき、
幸せに暮らせるのかどうか…という思いを抱えてしまう人も多いのではないでしょうか。
また、先日は女性の国会議員の公用車での子どもの送り迎えについてが問題になったり、
電車内でのベビーカー使用などを巡って議論が起こったり、
子どもたちの声が騒音問題として扱われることなどもあるなど、
子どもと、その保護者を巡る周囲の理解も難しい問題が沢山あります。
このような流れの中、財源確保のために年金に上乗せされてしまった場合、
国民全体から反発が起こることも予想されます。
社会全体で子どもを育てる意識を持ち、この問題を乗り越えていくことはできるのでしょうか。
今後の行方が気になります。