先日、自転車をスーパーの駐輪場から出そうとした際、
そこにあったタバコの自販機が視線に入ってきました。
見慣れないパッケージがあり、そこには「メビウス」と書いてありました。
どうやらいつの間にかマイルドセブンがメビウスという名前に改名していたようです。
そしてさらに価格に目をやると、「440円」の文字。
タバコって今、こんなに高いのー!!と驚いてしまいました。
禁煙ブームに乗っかって禁煙すること10年。
すっかり今のタバコの価格事情から遠ざかっていました。
どんどん価格が高くなっていたのは知っていましたが、
改めて値段を見てみると、その高さに驚いてしまいました。
ちょっとしたお弁当くらいの価格ですよね。
タバコの価格が高くなっている理由は、
たばこ増税、消費増税、そしてタバコそのものの値上げ。
ちなみにタバコ税は、一種類ではなく、
・たばこ税(国税)
・たばこ税(地方税)
・たばこ特別税(国税)
の三種類の税で構成されています。ここに消費税もプラスされます。
内訳は、この通り。
一箱吸うと、約278円が税金となっています。
20本入りのタバコを買った場合、13本は税金分と考えるとわかりやすいでしょう。
2日に1箱吸うと仮定すると、1ヶ月で15箱。
一ヶ月あたり4,170円、一年間だと50,040円になります。
5万円くらいの税金というと、自動車が思い当たりますね。
調べてみると「総排気量2.5リットル超
3リットル以下」の自動車税が51,000円でほぼ同額です。
このクラスの自動車というと、トヨタのクラウンやBMWの5シリーズなど。
うーんなかなかのハイクラスですね。
もうひとつ、興味深いグラフがあります。
これを見るとわかりますが、禁煙ブームが続き喫煙者が減っているにもかかわらず、
タバコ販売による税収は、ほぼ横ばいなんです。その額は2兆円ほど。
隅に追いやられている感が否めない喫煙者ですが、
これを見るととても貴重な税の収入源だということがわかりますね。
確かに吸わない人間にとって、タバコの煙は気分がいいものではありませんし、
健康のためにもやめたほうがいい、と禁煙ブームが起こるのもうなずけます。
しかし、喫煙者は高額納税者…とまではいきませんが、
全体としてみると2兆円もの税をおさめているわけですから、
もう少し優しく扱ってあげてもいいのでは…という気持ちになります。
吸う人も、吸わない人も、気持ち良く過ごせるようにできたらいいですね。
(via ガベージニュース)