2019.10.27 娯楽費、把握していますか?

家計簿の項目と聞いて、一番先に思い浮かぶものはなんですか?
やはり食費、光熱費、日用品といったものが先に来ると思いますが、
娯楽費という項目はご自分の家計簿にあるでしょうか。

そもそも家計簿における「娯楽費」って何なのか?というと、
食費や日用品といった生活必需品に当たらない娯楽にかかる支出です。
ここで注意したいのが、娯楽費は交際費、交通費、外食費、被服費、
雑費、レジャー費などの項目とは区別して考えてほしい、という事。
例えば、お友達に誘われて外食をしたとすればそれは「交際費」になりますが、
頑張った自分へのご褒美!と普段より少し高価なランチを食べたというような場合は、
それは「娯楽費」になる、という事です。

しかし、これを厳密にやっていると家計簿をつけるのが億劫になってしまいがちです。
面倒な話ですが、先ほどの高価なランチがとても美味しかったので、
同じ月内にお友達を誘って同じランチを食べにいった…ということを
2枚ある同じお店のレシートを見ながら思い出して記録する…というのは、
あまり効率的とは言えませんよね。
そこで、娯楽費という項目を作ったら交際費、交通費、被服費、趣味費、
雑費、レジャー費といった毎月のように発生するちょっとした支出、
としてまとめて考えて娯楽費に放り込んでしまう、ということです。

この娯楽費という項目は個人、各家庭によって予算が実に様々、というのが特徴です。
誰もこれといった趣味はない、という家庭であればかなり低くなるでしょうし、
家族全員で舞台観劇が趣味、となれば自ずと娯楽費は膨れ上がるでしょう。
このように各家庭のいわゆる「浪費」と呼ばれる支出が娯楽費には集まります。
娯楽費に集めた各項目が5000円ずつだとしても、
まとめてみるとすぐに3,4万円になってしまうので、何故かお金が貯まらないなあ、
なんて時はここに原因があった!と気づくことができます。

しかしこの娯楽費、少なければ良いというものではありません。
娯楽費はまさに娯楽のためにあるもので、毎日のちょっとした楽しみを作ってくれるものです。
食費を削ってでも娯楽を楽しみたい人もいますし、
娯楽はいらないからとにかく貯金をしたい!という人もいるはず。
その人個人、各家庭で全く違った考え方となる娯楽費。
突き詰めて考えていくと、その人の生き方なんてものにも触れることに
なりかねない問題ですので、各家庭でしっかりと話し合い、
ある程度の金額を決めておくことをオススメします。

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